関ヶ原ウォーランド。
一度は行ってみたいと長年思いつつ、延ばし延ばしになっていたことを思い出して行ってみた。
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JR米原からJR東海、大垣行き普通に乗りかえ。
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JR関ヶ原駅

関が原合戦場を巡るのには自転車が便利。
普通の自転車(内装三段変速付き)と電動自転車も借りられる。
起伏があるので変速機や電動自転車が威力を発揮する。
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レンタル自転車の倉庫。なんと派手な!派手すぎて単なる看板と思い込んで見逃しそう。

関ヶ原古戦場は周囲に田畑も多くて見晴らしが良い。パンフレットなどで地形を含む陣形などを
照らし合わせながら巡ると寄せ手や守備側の動きや苦労など想像出来る。
冷静に考えれば何もない盆地の風景だが、当時に思いを馳せるとジワリと味わいあり。
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その後の予定と重なって、ゆっくりと全部の陣地跡を巡る時間もなく関ヶ原ウォーランドへ直行。

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入場門。ちょっとした城門の造り。

中へ入った瞬間から人形の造形物がそこら中にあって期待を裏切らない。

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床几場。徳川家康の陣地を再現している。再現しているのは単に形だけではなくて
首実検のときの模様を表現している。
会話まで聞こえるかのよう。
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この場真ん中に立ってみると自分が詮議されているかのような圧迫感を感じた。
人形とはわかっていても、だ。
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湯浅五助の首を確認している家康の図。    **湯浅五助wikipedia

これらの人形はコンクリートで出来ているのだが今にも動き出しそうな、
それでいてユーモラスな造形描写は
作者、浅野祥雲による独特の世界感。   **浅野祥雲wkipedia 
ただ、着色はボランティアの補修によるもので若干の残念感は否めないが、
ユニークな配色が戦場の重苦しさをポップな方向へ調和してくれている。

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構図などもよく考えられているのだろう。
この人形にはここから見たら良いよ、というポイントが必ずあるかのよう。

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宮本武蔵と本位田又八。
個人的に内田吐夢監督、中村錦之助と木村功の演ずる映画「宮本武蔵」が大好きなので
何となく似ている気がするが・・。

資料館も併設されていて貴重で興味深い展示物が多い。
関ヶ原の合戦で実際に着用していたとされる甲冑なども展示されている。
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千成瓢箪の陣羽織。太閤より拝領と伝わる、とある。本当なら凄すぎる逸品。

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で、最後はこれで締めです。ノーモア関ヶ原合戦。武田信玄の亡霊とはなかなかシュールです。
関ヶ原ウォーランドはぜひ存続していって欲しい。もはや歴史的価値と言っても良いかもしれない。

こんどは一日かけてゆっくりと関ヶ原散策をしたいな、と。