YAMAHA SD765G
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YAMAHA好きのわたくしは、先日紹介しましたSD755MGに続いてSD765Gも紹介します。兄弟的な感じで。
これは7、6、5 つまり7(YD7000)シリーズの6インチ0.5。ということでミドルクラスのスネア。
材質は木胴。内面を見るとバーチの文様があり中々美しい。
ですがこれはバーチ+メランティの合板シェルです。
6プライにカバリングの構成。内側もシッカリ塗装されていて、ええ仕事してます。
こやつが生まれた時代はmade in JAPANが当たり前の時代でしたから、
それだけで何となく安心感が。
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まず初めの印象は軽い。これは移動時のポイントが非常に高い。
重いと電車移動など結構苦労しますもんね。
フープは極普通のフランジフープ。こいつが音のポイントファクターでもあるわけです。
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音は良く言えばガレージ的なサウンドでいかにもロック、てな具合の音の拡がりと力感を感じられる。
バーチをベースとした素材の暖かさみたいなものは健在で
上位機種の065などには及ばないもののそれなりにウォームなサウンドを展開してくれます。

チューニングレンジはミッドローあたりが最も良い感じで高域になるとタイトになり、
線の細さが露呈するよう。
かと言って低域は暴れるし・・・ジャジャ馬的なところもあるようです。
8テンションでチューニング自体は難しくない。

音量レベル的にはメイプル製と比較して若干音量が出ないように思われる。これは素材の特性でマイルドな音の立上りも関係するのだろうけど。意外にジャズ向きなのかも。

スナッピーはこの時代の製品では最もポピュラーだった全面当たり型。センシティブな方向性です。
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こいつはミドルクラスのものとしてはハイレベルな次元でバランスが保たれていて、
お値段の割には実用に全く問題なしです。いわゆるコスパが良いというやつですね。
ちょっとしたリハのお供に調度良い。

で、全面あたりのスナッピーはスナッピーガイドが横に出っ張っていて
スネアケースに入れにくいのが難点。