んで、またまたスネアの話。

YAMAHA SD755MG


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これは見ての通り金属製、スチールです。
スチール製のスネアはエントリークラスからプロモデルまで各社ズラリとあるのですが、
ヤマハSD755のアピールポイントとしてはシームレスシェル、つまり胴体に継ぎ目のないシェルなのです。
だから音響特性の部分で効率が良いとかそんな感じなのでしょうか。
継ぎ目のあるものに比べて少し響きが良いように思う。(気のせいレベルかも)

昭和時代のヤマハドラムのクラス分け0**、9**、から始まるクラスでは10テンション。
755は8テンションでこれはチューニングがし易い。
個人的に8テンションは素直にチューニングが出来るので8テンションが大好き。
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アタックのレスポンスはスチール製独特のシャープなアタック。
鳴りもそこそこ豊かにあり、チープな音ではない。
ヤマハ金属製スネア独特の金属音。
単純スチール製のスネアではどの会社のものも大差ないけど、
ヤマハのものは高帯域に一癖ある音。
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全面あたりのスナッピーはさすがにくたびれているけど感度は良好。
フープはごく普通のフランジプレスフープ。
ちなみにフープを他社製のものに変えてみたら少しばかり雑味の交じる安っぽい音に。
意外に高次元でバランスを保ってるんだなぁと。
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”MADE IN JAPAN"の文字が今の時代では懐かしく・・・。

個人的には055MGも955MGも叩いたことがありますが基本的な音質には殆ど遜色なしです。
もっとも055は切削リムという強力なフープが付いているので厳密には違いはありますが。

ワタクシ的使い道は野外のPA環境が無いライブ等で持って行こうかな、と。
でも、持ち運びがちょっとだけ重いので微妙なところ。

ミドルクラスのスネアでもパワー音色共に充分に使えるし、
何よりもコスパが良いのではないでしょうか。


ヤフオク等で見かけられた際の参考になればと思います。