YAMAHA FP7210
当方所持のFP7210は出自が少々変わっていましてスタジオ備品のお流れ中古なのです。
それゆえに様々な人達にガンガン、ガシガシと踏まれた後に私の所へやって来ました。
見た目は華奢だけど案外ヘビーデューティーな頼もしい奴。
ヤマハのパーツ注文サイトによると2002年〜2008年まで販売されていたモデル。
このペダルの特徴はシングルチェーンである事と昨今の製品では当たり前になっているペダルのアンダープレートがスチール製ロッドだということ。簡単に言うと昔式ですね。
このスペックでは踏み込んだ後にビーターを押し付けるような奏法では
踏み込み方向が歪めば横方向へ少し流れる。
アンダーフレームがプレートではないことも関係するみたいで、この場合のロスは否めない。
リバウンドを使うような押し付けない踏み込みならば、とても軽くて横流れは気にならない。
個人のクセや踏み方の違いで好みの分かれるところですね。
ボード横
サイドが下のアンダーフレーム(棒状の物)に当って相当削れています。
強大な力で踏み込み後にグリグリやられたのか。
チェーンの受け部分
チェーンが横にずれて受け(土手)部分が削れている。
下敷きの革はボロボロでしたので裏返して貼り付けて再利用。
フットボードとチェーンの接点
受けローラーは無し。ボードにチェーンの喰い込み痕が。
ビギナー用として販売されていたが実用には当たり前だが問題ない。
ガシガシ踏むのにはどうかな、と思うけども軽く踏むようなジャンルがこやつには向いているのかな、
と個人的には思っています。
持ち運びには折り畳んだり出来るし軽いのが良い。
30年前ならシングルチェーンのペダルは最先端のペダルだった事を思うと
コストパフォーマンスは高くお得感がある。
シンプルな構造がヤマハペダルの良い所。シンプルだからヤマハドラムが大好き。
メンテナンス次第では一生使えるはず。
あ、宣伝料とかはもらってませんよ。念のため。
オークション等で購入を検討されている方などの参考の一助になれば、と思います。
きょうはこんなとこ。